「コミュニケーションデザインってなに?」を決めるのが難しい
クックパッド、 スポットの定義 GMOペパボ、 SmartHRのデザイナーの考え
samemaru氏(以下、samemaru):samemaruです。諸々をやっている関口さんと同じコミュニケーションデザイングループで働いています。キャリアとしては、もともとスマホアプリの受託開発をやっていて、UIデザイナーでした。3年半ぐらい前に、SmartHRの1人目のプロダクトデザイナーとして入ったのですが、その後1年ぐらいしてコミュニケーションデザイングループに来て、デザインシステムの立ち上げから現在までずっと関わっています。よろしくお願いします。
司会者:ありがとうございます。ではGMOペパボからputchomさん、お願いしてもいいですか?
putchom氏(以下、putchom):GMOペパボ株式会社のSUZURI事業部で、シニアデザイナーをしています、putchomです。福嶋という名前です。ペパボに新卒で入社したあと、いろいろやってシニアデザイナーになりまして。「いろいろあって」と言うとアレですね(笑)。
putchom:「カラーミーショップ」とか「minne」とか、いろいろなサービスをやったりしながらシニアデザイナーになり、今は「SUZURI」でブランドやデザインシステムの構築からコミュニケーションデザインやUXエンジニアリングまで、よろずのことをなんでもやっている感じです。
司会者:ありがとうございます。みなさん、諸々具合がなかなかすごいですね。
putchom:何でも屋が多いですね。「何でも屋」は言い方がよくないですね(笑)。
司会者:では最後にクックパッドから、いちはらさんお願いします。
いちはら氏(以下、いちはら):みなさんこんにちは。クックパッドでデザイン推進部の部長をやっている、いちはらと申します。制作会社のディレクター職からキャリアをスタートして、そのあとインハウスのデザイナーとしてアプリやWebデザインを行い、2018年からはクックパッドの横断部署でお仕事をしています。
司会者:よろしくお願いします。samemaruさんといちはらさんはプロダクトデザイナーからのコミュニケーションデザイナーなんですね。
samemaru:ですです。
いちはら:ですです。
sekig:putchomさんもオールラウンダーですよね。
putchom:弊社は〇〇デザイナーみたいなのがあまりなくて、僕はけっこうなんでも好きに取ってやる感じですね。
司会者:なるほど。ありがとうございます。
コミュニケーションデザインってなに?
司会者:今日のトークテーマですが、「ゆるく深く話す」ということを基本的なルールに置きつつ、イベントの打ち合わせで「浅い話はしないぞ」ということをみなさん話しています。なるべく深い話で、なるべく赤裸々なかたちで話せるといいなと思っています。
司会者:いわゆる紹介イベントじゃないぞと、みなさんで話し合っていたのですが、ざっくり3つの質問に分けて、各社の今の試行錯誤を深掘りしていけたらなと思っています。
ペパボの「コミュニケーションデザインってなに?」
司会者:ということで、さっそく始めていきましょうか。ここからはMiroを映しながらやっていこうと思います。さっそくMiroに会場を移していきますね。こんなかたちでみなさんにMiroを充実させてもらっています。
sekig:リハの時もやりましたが、それぞれのキャラクターが出ていいですね。
司会者:キャラクターが出ますね。さっそくですが、各社が定義する「コミュニケーションデザインってなに?」。このテーマだけでもイベントが1つやれそうですが、20分でキュッと絞って進めていけたらなと思います。ペパボのputchomさん、コミュニケーションデザインについて教えてもらってもいいですか?
putchom:ペパボの「コミュニケーションデザインってなに?」をお話しします。ペパボに限らないと思うのですが、ペパボのデザイナーがデザインしているものを分類すると、いわゆるプロダクトデザインというツール的なものと、コミュニケーションというコンテンツのデザインみたいなものに大きく分けることができます。
司会者:なるほど。
putchom:(スライドの)下に詳しくありますが、しゃべるとメチャクチャ長くなりそうなのでいったんこのへんでお返しします。
司会者:触りだけ。
putchom:あとで深掘りする時間があったらする感じでお願いします。
司会者:そうですね。いわゆるプロダクトのデザインと、コミュニケーションデザインの大きく2つに分かれているぞというところですね。
putchom:はい。そういうことになります。
コミュニケーションデザイン in クックパッド
司会者:では、クックパッドのいちはらさんから、コミュニケーションデザイン in クックパッドを教えてもらってもいいですか?
いちはら:この質問に対しては、3社それぞれたぶん違う言葉で説明しますが、結局言いたいことは同じところに着地するんじゃないかなと思いました。そんな中で私の言葉にすると「コミュニケーションデザインってなに?」と言われたら「コミュニケーションをデザインすることなんだろう」と思います。
samemaru:わかる。
sekig:いいぞ!
いちはら:いじわるじゃないですよ。一番シンプルに言うと本当にそうだろうなと思っているんですよね。私や、今聞いてもらっている人や、ユーザーさんやサービスなど、そこの相互のやり取りでいろいろな知識が行き交っているとして、コミュニケーションデザイナーの人が特に意識しているのは、気持ちや気分の交感のところなのかなと私は思っています。
司会者:ありがとうございます。ムービーからアプリ、グラフィック、グッズまで、アウトプットもかなり幅が広いですね。
いちはら:はい。いろいろあるなと思っています。
司会者:みなさんが自己紹介の時に「諸々」と言っていた所以が少しだけ垣間見える部分がありますね。
SmartHR的コミュニケーションデザインとは?
司会者:では、SmartHR的コミュニケーションデザインをうかがってもいいですか?
samemaru:だいたいお二方と同じようなことをしゃべるんですけど(笑)。コミュニケーションデザインはコミュニケーションをデザインすることだと思っています。弊社で言うと、デザインチームはプロダクトデザイングループと、コミュニケーションデザイングループの2つがあるんです。
司会者:ありがとうございます。各社タッチポイントだったり、認知や知覚を変えるというところだったり、少しずつキーワードが出てきて掘り甲斐がありそうだなと思いました。
コミュニケーションデザインに対する共通言語は決まっているのか
samemaru:ペパボさんに質問してもいいですか?
putchom:どうぞどうぞ。
samemaru:お話を聞いて、2社ともすごく定義をしっかりされている印象を持ったのですが、これは社内で「コミュニケーションデザインはこうだよね」というのが決まっている? 共通言語としてある感じなんですか?
putchom:実はこのイベントが決まってから、ミーティングを急遽3回ぐらい開催しています。
putchom:赤裸々な話をしたほうがいいと言っていたので、メチャクチャ赤裸々な話をします。CDOを含んだ何人かを集めて、コミュニケーションデザインの定義をWhy、What、Howみたいな、「なんでそれをやるの?」と話したのですが、「なんでやるの?」というところがけっこうまだふわっとしています。
もう1つは、制作物の生産性向上。これは各社やられていると思いますが、コピーライティングとアートディレクションの2つに分けて、それは言語的なコミュニケーションですか? 非言語的なコミュニケーションですか? と分けています。
起業から業務スキルまで、合計100時間以上の学習プログラム 自由に学べる「coin space アカデミア」9月中旬~提供開始
不動産の新しい価値づくりを目指す、株式会社高木ビル(本社:東京都港区西新橋 代表取締役社長 高木秀邦)と、「個人をエンパワーメントする」ことをビジョンに、全国で34店舗の時間料金制ワーキングスペースを運営するコインスペース株式会社 (東京都渋谷区道玄坂 代表取締役 栗原知也) は、新たに共創プロジェクトとして、高木ビルがBIRTH事業として展開する経営道場「BIRTH ACADEMIA」をコインスペースのユーザー向けにカスタマイズし、「coin space アカデミア(コインスペース・アカデミア)」として提供いたします。
想いを起点に挑戦する人へ向けた共創活動
従来の不動産の概念を超え、ライフクリエーションブランドとして深化する高木ビルのBIRTH事業。コワーキングオフィスとしてスタートした「BIRTH」は、“仕事をする場所”という定義から、人とひとのつながり、そして人と暮らしのグラデーションを生む場所へ歩みを進めています。不動産というハード面と、ビル経営の想いや理念といったソフト面の両輪で培ってきた高木ビルの“寄り添う・伴走する”というマインドは、想いを起点に挑戦する人のための経営道場「BIRTH ACADEMIA」にも活かされています。
これまでコインスペースでは、誰でも気軽に使えるワーキングスペースを提供してきました。その中で、既存ユーザーの利用傾向として、資格取得やスキルアップのための学習を目的に利用する方が多いこと、また、女性起業家向けのワークショップやドローン教室をスポット開催する中で、学習コンテンツが求められていることがわかりました。
“利用者へ思い切り挑戦できる環境を提供したい“この想いと、高木ビルのマインド、ソフト面のソリューションがはしご掛けさ れ、「coin space アカデミア」という共創プロジェクトが始動することとなりました。
変化の激しい時代に注目を集めるリカレント教育
coin space アカデミア について
合計100時間分のコンテンツから自分に合った講座を選択可能
高木ビルの「BIRTH ACADEMIA(バース・アカデミア)」が展開する経営者向けの学習プログラムをコインススペースのユーザー向けにカスタマイズ。キャリアビジョンの策定、セルフブランディング、個人サービス強化の戦略、外部と協業する際のチームビルディングなど、合計100時間以上のテーマの中から、自由に閲覧できる学習コンテンツをオンライン動画配信にて提供します。
【提供する講座内容】 ※一部抜粋
□ フリーランス・自営業者向け
マーケティング講座、講師養成講座、セルフブランディング講座
「coin space アカデミア」プロジェクト発表会を開催しました
学歴ではなく、学習歴を繋げていくステップアップのインフラにしたい。
コインスペース株式会社 代表取締役 栗原 和也
「コインスペースは、気軽に何かを取り組める場所をコンセプトに運営しているため、coin space アカデミアは気軽に学べるきっかけとなる場所にしたいです。最初はユーザーの中でも、個人起業家を中心に、BIRTH ACADEMIAの起業家向け学習プログラムを応用して提供し、さらに、コインスペース全店舗で見ると、テレワーカーや学生など、多様な母集団が形成できるため、社内でのキャリアアップ、就職活動や転職活動、受験勉強中の方向けの切り口でも講座を作っていきたいと考えています。」
学びのハードルを下げて、人生の歩み方を考えるきっかけづくりに。
株式会社 高木ビル 代表取締役社長 高木 秀邦
「コインスペースの学習コンテンツを強化したいという想いと、私たちが昨年立ち上げたBIRTH ACADEMIAをもっといろんな人に伝えたいという、両社の想いが交差して、共創プロジェクトは始まりました。職歴のようなキャリアではなく、人生の歩み方を見つけられるきっかけとして、学びを重く考えず、本屋で立ち読みをする感覚で、coin space アカデミアを活用して欲しいと思っています。」
コインスペースについて
● ワンコインから気軽に使える時間料金制のワーキングスペース
● 会員登録不要(QRコードによる簡単チェックイン&チェックアウト)
● 全国の主要商業施設内に出店、34店舗体制(2022年4月末現在)
● スポットの定義 ニューノーマルに適合した無人運営の非接触型タイプ
会社概要
BIRTH事業について
BIRTHは1°でも人生を良い方向へ歩もうと挑戦している人のために、LIFE TERMINALをコンセプトに、地域、環境、教育などとの繋がりを生み、不動産の未来を探求するライフクリエーションブランドです。
https://birth-village.com/
神田の地から始まり、麻布十番を中心に共に成長しあえる・新しい価値をつくる、というところからスタートしたBIRTH事業。昨今の働き方の多様化によって、「ただ仕事をする場所」という定義から人のつながりを生む場所として深化してきました。
BIRTH LAB
コミュニケーション特化のシェアセッションスペース。人とひとの新しいつながりを生み出すコミュニケーションをBIRTH LABでは“セッション”と呼びます。
BIRTH ACADEMIA
想いを起点に挑戦する起業家のための経営道場。起業する前の人、起業後に伸び悩んでいる人、やりたいことに着手できていない人などに門を開き、ビジョンの明確化、事業計画・戦略、マーケティング、人事、財務など一気通貫で指導。受講者の想いをビジネスを通じて実現するよう伴走していきます。
BIRTH IN-RESIDENCE
仕事と生活の調和ではなく、「住むオフィス」×「働く住まい」のように生活の中にあたりまえのように仕事がある、そんな生活を過ごせるマンションです。
BIRTH DINING by plein
BIRTH IN-RESIDENCEの1階フロアに麻布十番のネオ食堂として展開中。「不動産」と「飲食」の企業が協業する新たな収益モデルを体現しています。
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