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負けづらいエントリー・ポイント、たった2つの見極め方。
負けづらさは、勝ちやすさと同じ意味。
相場には勝ちやすい(負けづらい)ポイントと負けやすい(勝ちづらい)ポイントの2つがあります。そして、どの時間軸を基準にしたとしても基本的に見方は変わりません。相場はゴーとストップを繰り返しているので、ゴーでエントリー、ストップしそうなら(あるいはストップ中)になったらトレードしなければいいだけです。
ストップ状態というのは、小さなもみ合いやレンジ相場のことで、波がしばらく直進した後の反対勢力の出現や、時間足同士の攻防などによって引き起こされます。
相場はフラクタル構造なので、ある程度の大きさのレンジであれば、小さな時間足を基準にしてのスキャルピングも可能です。
相場は重なりあう時間軸がフラクタル構造になっています。一見ランダムそうに見える波の動きも規則性があり、その特徴をつかめば相場観を身につけるのに役立ちます。 photo エントリーポイント credit: Sanchtv via photopin cc .
負けづらいポイントでエントリーできれば最悪でも微益で逃げれる。
トレードで儲けるにはトータル成績をプラスにすることが大事ですが、そうなるには負けづらくなる、つまり優位性の低いエントリーを抑えることが、1回の勝ちにコダワルよりも優先されるべきです。
上か下か方向感がはっきりしたポイントでエントリーすれば、たとえ一時的でも狙った方向へ進むことが多く、想定通りに伸びていったり、運悪く戻ってきたとしても微益で逃げられる余地があります。
特にスキャルピングでは、微益で逃げる技術は必須です。トレード回数が多い分、この技術がないといわゆる損切り貧乏一直線となります。
売りと買いの攻防の決着が着いた方向へエントリーする。
負けづらいエントリーポイントの見極め方のひとつが、売り買い攻防の決着を待って、勝ち馬に乗る戦術です。たとえ1分足などの短期足であっても、小競り合い程度の攻防は頻繁に起こります。そして、その攻防の決着がつきさえすれば一旦は相場に方向感が出ます。上図のような短期足のレンジブレイクなどは、最もわかりやすい場面のひとつなので、ぜひトレードに取り入れてほしいです。
相場は買い方と売り方の心理戦。その合戦跡は優位性のあるエントリーポイントとして使える。相場が動きだす場所でもあるので、マスターすればストレスのないトレードができるようになる。 EURJPY 2014/05/26 月曜日 photo .
上位足レジスタンスとサポートの強弱関係。
上図は短期足のレンジブレイクで買いが勝ったことにプラスして長期足でサポートされて上昇してきた経緯があるので、上昇への優位性が高いです。長期足上昇トレンドの途中に発生するレンジ相場は、その流れに逆らわずにエントリーすれば素直に伸びる可能性が高く、是非狙いたい場面です。トレンド中のレンジは水平なものばかりではなく、ペナントやフラッグといった形でも出現しますが、考え方は同じです。
フラッグというチャートパターンを知ることは、安易な目線の切り替えを防ぎ、大きく利益を伸ばすことにつながります。 photo credit: Eduardo Amorim via photopin cc フラッグは頻繁にあらわれる、.
短期足しか見ないとヘッドフェイクでやられます。たとえば上図のように短期足レンジブレイク後、真上に長期足のレジスタンスがあるのを知らずにエントリーすると、そこが長期足の戻り売り候補だった場合、あっという間にレンジの内側にレートが戻ってきてしまいます。
短期足のレンジブレイクといっても、それより上位足レジサポの強弱関係を見れば全く逆の分析ができることもあります。
ボリンジャーバンドは様々な使い方ができるインジケーターですが、その形を見て波のライフサイクルをとらえることができます。波の始まりと終わりがわかれば、攻めるべきポイントが見えてきます。 photo credit: Dom Dada via .
1分足でも考え方は全く同じ。
ポイントAは1分足の紫レジスタンス・ラインと紫切り上げライン(サポート)を下抜けでエントリー、ハラミ抜けを狙いましたが途中でモミ出したのでポイントA’で逃げました。
ポイントBはハラミ上限付近からの戻り売り、これもハラミを抜けず、モミ出したのでポイントB’で逃げました。
その後、ハラミ上限からの戻り売りが失敗に終わり、ハラミ上限を抜けたので、目線を一旦上に切り替えて、大きな陽線の半値であるポイントCやロールリバーサルしてきたポイントDでエントリーします。
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