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ブロックチェーンが社会を変える

ブロックチェーンが社会を変える
ブロックチェーンは今、どのような局面にあるのでしょうか? Photo:PIXTA

ブロックチェーンが世間から評価されない理由、研究の第一人者が語る

ブロックチェーンが世間から評価されない理由、研究の第一人者が語る

ブロックチェーンは今、どのような局面にあるのでしょうか? Photo:PIXTA

ブロックチェーンは
結局何がすごいのか

秋山 一時期、2016年あたりからでしょうか、一般のビジネスパーソンにも「ブロックチェーンがすごい」という言説が浸透し、「ブロックチェーンがITの世界だけではなく、世界のビジネスや社会のあり方を一変させるのではないか」という期待が高まりました。しかしその後、ビットコインの乱高下やコインチェック事件などもあり、今では当初の熱狂が静まっているような印象も受けます。

高木聡一郎氏

たかぎ・そういちろう/東京大学大学院情報学環准教授。国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)主幹研究員。NTTデータ、同社システム科学研究所、国際大学GLOCOM教授/研究部長/主幹研究員等を経て2019年より現職。専門分野は情報経済学、デジタル経済論。これまでに、国際大学GLOCOMブロックチェーン経済研究ラボ代表、ハーバード大学ケネディスクール行政大学院アジア・プログラム・フェロー、慶應義塾大学SFC研究所訪問所員などを歴任。主な著書に「ブロックチェーン・エコノミクス 分散と自動化による新しい経済のかたち」(翔泳社)、「学び直しの方法論 社会人から大学院へ進学するには」(インプレスR&D)など。

高木 ブロックチェーンは、不特定多数の人々が共同で管理することにより信頼性・透明性を確保した情報の台帳です。参加者みんなで同じ台帳を持ち合い、一斉に更新することで、「リーダーがいなくてもデータに矛盾が生じない」という合意形成のアルゴリズム(仕組み)になっています。その技術が画期的で革新的であることは間違いありません。

秋山 「すごい技術」はユーザーから隠れたところで稼働していると。

高木 はい。インターネットが出てきたとき、みんながその「すごさ」を受け入れられたのは、それまでは一般の人が容易にアクセスすることのできなかった情報に、アクセスできることが実感できたからだと思います。例えば、ホワイトハウスのホームページがあって、それを誰でも見に行くことができ、アドレスに飛ぶと、実際にそれがあるということを誰もが見て読むことができた。

秋山 一部の人のものだった情報が、誰にでもアクセス可能なものになって、情報の民主化ともいうべき現象が起こりましたね。

ブロックチェーンが社会を変える

Software Design (ソフトウェアデザイン)

目次: ■第1特集 CLI最強! シェルの基本大全 どんな環境でも迷わない・困らない知識
・第1章:シェルとターミナルの基本の使い方 「黒い画面」でコマンドが実行できるように準備しよう! . 鶴長 鎮一
・第2章:インタラクティブシェルで役立つbash機能 実例で学びチートシートで整理 . 宮﨑 悟
・第3章:シェルスクリプトの使い方 基本の文法と安全対策を一気に習得 . 近松 ブロックチェーンが社会を変える 直弘
・第4章:シェルを理解してカッコよく使おう どんな環境でもシェルを使いこなすために . くつなりょうすけ
・第5章:macOSにおけるシェル&コマンド事情 Linuxと横断的に使うためのノウハウ . 中島 雅弘
・Appendix :dotfilesのススメ どこでもサクッと自分好みの設定を適用しよう! . 中山 慶祐

■第2特集 あなたの要件に合うのはどっち? 後悔しないAWSデータベースの選び方 RDSとDynamoDB、使い分けのポイントを徹底解説
・第1章:RDBMSとNoSQLの違い しくみ・特徴・得手不得手 . 廣山 ブロックチェーンが社会を変える 豊、吉村 守
・第2章:Amazon RDS導入ガイド 堅牢性と性能を両立した定番のRDBMSサービス . 杉江 伸祐、杉山 ジョージ
・第3章:DynamoDBの強みとその活かし方 大規模な書き込み/読み込みが得意なキーバリュー型NoSQL . 中村 昌登

■第3特集 不思議の国のSE用語 一人前のエンジニアになる方法 . 中山 貴尋

■一般記事
・[短期連載]新生「Ansible」徹底解説【新連載】Ansibleとは . 中島 倫明
・[短期連載]HashiCorp Vaultではじめるシークレット管理【最終回】KubernetesからVaultを利用しよう . 草間 一人

■連載:Column
・平林万能IT技術研究所 2ndシーズン【新連載】緊張や不安、心臓ドキドキをカメラで透視! . 平林 純
・結城浩の再発見の発想法【109】エコシステム . 結城 浩
・ハピネスチームビルディング【3】ファシリテーターをみんなに任せて楽しい振り返りに . 小島 優介
・分解教室【13】Mac Studioの分解・解析 . 清水 洋治
・ひみつのLinux通信【100】SDGsの真実 . くつなりょうすけ
・こんなときどうする? エンジニアも知っておきたい法律知識【10】アプリ開発・運営事業者なら押さえておきたい「透明化法」 . 弁護士 杉浦 健二
・あなたのスキルは社会に役立つ~エンジニアだからできる社会貢献~【126】スキルを活かしパラレルキャリアへ──フクギョウ公務員によるシビックテック . 晝田 浩一郎、髙﨑 百合絵、栗林 正司、小川 綾、納 翔一郎

■連載:Development
・衛星データプラットフォームTellusハンズオン【4】石油タンクの物体検出① データ前処理とモデルの学習 . Tellusオウンドメディア「宙畑」編集部、田上 健太執(筆協力)
・今日から始めるサイバー脅威インテリジェンス【4】ファイルの情報を活用したインテリジェンスと自動化 . 皆川 諒
・UNIXテキスト処理の極意【11】iCalendar形式のデータを扱う . 中島 雅弘

■連載:OS/Network
・明後日のコンピューティングを知ろう【16】CO_2削減のホント . 松本 直人
・サーバエンジニア・運用エンジニアのプロテクニック【新連載】Shadowserverの勧め . Katsutoshi Nakatomi
・スッキリわかるKubernetesネットワークのしくみ【2】Podネットワーク . 大隈 峻太郎
・自作OS入門以前【2】CPUが最初に実行するプログラム――BIOSの実行からOSが起動するまで . 滝澤 照太
・systemd詳解【13】systemd-logind、pam_systemd ……森若 和雄

■アラカルト
・ITエンジニア必須の最新用語解説【162】OpenSSFスコアカード . 杉山 貴章
・読者プレゼントのお知らせ
・SD BOOK REVIEW
・SD NEWS & PRODUCTS
・Readers’ Voice
・次号のお知らせ
・年間定期購読と電子版販売のご案内

「日本の政治をブロックチェーンで変える」19歳慶応生の挑戦——6兆円市場はブルーオーシャン

Poli Poliの伊藤和真CEO

「政治は無駄なことばかりで、『この人たち、何やってんの?』くらいに思ってたんです。あるとき、自分がやったほうがうまくいくんじゃないかと思っていろいろ調べてみたら、エストニアをはじめとして、海外で『to G(Goverment、政治)』関連のビジネスが盛んになりつつあることを知って、これはイケるなと。日本の政治はイマイチだけど、それだけにビジネスもブルーオーシャンで、テクノロジーを絡めて変革する余地があると気づいたんです」

「当時、ちょうど衆議院議員選挙が行われている最中で、石井さんの紹介で立候補者の選挙事務所でインターンをさせてもらいました。現場でいろいろと勉強する中で、政治分野の市場規模は人件費を含めると6兆円にも及ぶことを知って、テクノロジーが貢献できそうな部分もたくさんあることがわかった。あれは本当に大きな経験でしたね」

2カ月でプログラミングを学び、俳句アプリを自作

polipoli_news

2017年11月の市川市長選挙における伊藤さんの取り組みを紹介した東京新聞の記事(「市川市長選再選挙 政策どうする? 慶大生開発 アプリで直接候補者に聞こう」、2018年4月13日付)

「プログラミングは大学に入ってから始めました。きっかけは、高校3年の時にハマった俳句。周囲に俳句をやっているヤツなんかいなかったから、仲間を見つけられるアプリやサービスがないかと探したんだけど、当時は良いものがなかった。それで、大学に入ったら勉強して自分で作ってやろうと。
慶応に入ってから、2カ月ほどでプログラミングを一気に学習し、それから1カ月ほどで交流アプリ『俳句てふてふ』を完成させました。それが人生初の自作アプリ。SNSで発信したら、沖縄など全国から共感の声が届いて。昔と違って、一介の大学生が自分のビジョンや価値観をサービスに乗せて安価に発信することができる。個人の時代の到来を実感しましたね」

海外のトークンエコノミー先駆例に学ぶ

steemit(スティーミット)

同サイトではユーザーが記事を投稿したり、「いいね」をつけることで、ブロックチェーンベースの独自トークンを獲得することができる。広告に依存せずにコンテンツを収益化することができる新たなビジネスモデルとして、大きな注目を集めている。

「政策の提言や議論、政治家の評価といった政治のプロセスは、Steemitのようなトークンエコノミーと相性が良い。日本の個人献金の市場規模は約250億円と言われていて、その規模を考えれば、Steemitよりうまく回る可能性もあると思ったんです」

開発体制、法務基盤を真っ先に整えた

「ポリポリ」アプリ画面のデザイン

「セキュリティ面は最も重視している点の一つ。幸運なことに、僕らはネム・ブロックチェーン開発の第一人者である木村優さんが率いる『LCNEM』と業務提携を結ぶことができました。ブロックチェーン技術自体について言えば、中長期的にはイーサリアムが本命だと考えてますが、現時点では、送金スピードが遅く、実装が難しい。その点、ネムはセキュリティが高く、工数も少なくて済む。木村さんを技術顧問に迎えたことで、盤石の開発体制が整ったと自負してます」

法律事務所「Zelo(ゼロ)」

「一攫千金を狙ってスタートアップを立ち上げたわけじゃない。それは創業メンバー全員が同じ気持ち。給料は、あらかじめ決めた目標に対する達成度がどうだったか、社員(4人+業務委託数人)の前でプレゼンして決めてるし、経費も全て社員に公開してガラス張りでやってる。ちなみに、先月に関して言えば、CEOの自分の給料は下から数えて2番目。でも、全然気になりません。自分たちのサービスで社会を変えていくことが、何より大事なことだと思ってるので

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