成功事例

ボリンジャーバンドの収縮

ボリンジャーバンドの収縮
各状態のバンド内の色の変更はパラメーター設定から行えます↓

【第6回】テクニカル解説 – ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドとは、1980年代にアメリカの投資研究家であるジョン・ボリンジャー氏が考案した「統計学の標準偏差をベースにしたテクニカル指標」です。
「移動平均線を中心線にして、同期間の標準偏差ライン内で価格が推移する」という考え方に基づいて、中央線からの隔たりにより相場の状況を判断するものです。
「統計学」と聞くと難しそうですが、考え方は受験の際に使われる「偏差値」と同様のもの。FXの場合、平均値よりも数値が大きければ「買われている相場」、数値が小さければ「売られている相場」ということになります。
人気の高いインジケーターで、多くのトレーダーに利用されています。

ボリンジャーバンドの考え方

ボリンジャーバンドは、一定期間のローソク足の終値(標準では期間が20)の平均値からの隔たりを表します。
それぞれの線は、中心線が「移動平均線」、1番近い上下線が「1σ(シグマ)」、2番目の上下線が「2σ(シグマ)」、3番目の上下線が「3σ(シグマ)」になります。
※ボリンジャーバンドでは「±2σまでにして5本で表示」「±3σまでにして7本で表示」のどちらかになります。

≪移動平均線の上下の線の間で株価が動く確率≫
・1σの間で株価が動く確率=約68.3%
・2σの間で株価が動く確率=約95.5%
・3σの間で株価が動く確率=約99.7%

逆の視点で見ると、±1σの範囲から外れる可能性は31.7%、±2σの範囲から外れる可能性が4.5%、±3σの範囲から外れる可能性は0.3%になります。
このことを考えると、±2σや±3σの範囲から外れる確率というのは小さいものです。
つまり、これまでの相場に変化が現れた際に、ボリンジャーバンドの±2σや±3σ以上が出現しやすいという事です。


↑ボリンジャーバンドを3種類(1σ、2σ、3σ)表示した例

ボリンジャーバンドでの相場判断

・トレンド発生:ローソク足の実体部分が±2σ抜け(ヒゲが±2σを抜けただけの時はダマシの可能性あり)
・トレンド発生:ローソク足が±3σに触れる
・強いトレンド発生予兆:バンドが収縮してきたら(近いうちに)強いトレンドが発生する可能性あり
・相場の動きが小さい状態:バンドが狭く縮んだ状態(スクイーズ(収束)と呼ばれます)。
・相場に強いトレンドが出ている状態:バンドが大きく広がった状態(エクスパンド(拡散)と呼ばれます)。
※まれに「ヘッドフェイク」と呼ばれる騙し(ボリンジャーバンドを超えた後、バンドの内側へ戻って逆へと進む動き)もありますので注意が必要です。


↑ローソク足の実体部分が2σを抜けています。逆張りが正解だったようですね。

ボリンジャーバンドの活用法

一般的に使われているボリンジャーバンドの活用法は、「レンジ相場では±2σ抜けや±3σタッチで逆張り」「レンジ相場を抜けてトレンドが発生したら順張り」です。
ただし、ボリンジャーバンドのみだと「騙し」もあるので、「トレンド発生が明確になる(中心線がトレンドの方向へ向く等)」のを待つのも良いでしょう。
「騙し」で不利益にならないため、ボリンジャーバンドのみではなく、他のテクニカル指標を組みあせて使うのが一般的なボリンジャーバンドの活用法になります。

iトレFXでのボリンジャーバンドの活用法

iトレFXのチャートにもボリンジャーバンドの表示機能が備わっています。
まずチャートを表示して、下記のテクニカル指標ボタンをタップして下さい。次に「ボリンジャーバンド」をタップします。

※この時複数回タップすると複数追加できます。1σ、2σ、3σの三種類を表示する事をオススメします。

次に、σの設定を行います。(デフォルトは2になっています。)
小さいのですが、チャート内の歯車のボタンをタップして下さい。

Multがσの値となります。(3σなら3を設定して下さい。)

次回の予定

第7回は内容未定ですがテクニカル指標を引き続き具体的に解説していきます。 ボリンジャーバンドの収縮
配信は12/17(月)を予定しています。
次回もお楽しみに!

【FX】ボリンジャーバンドの順張り・逆張り手法を解説!

ボリンジャーバンド

上記のボリンジャーバンドでは標準偏差を2に設定しているので ±2σ が表示されていますので、この上下にあるバンド内に価格がある状態は95%というこになります….. .

こう聞くと一般的に「大部分の価格は±2σ内に収まるから、±2σをはみ出した所を逆張りして狙えばいいじゃないか!」と思ってしまいますが、実は開発者のボリンジャーさんは「順張りとして使うのが本当のボリンジャーバンドの使い方だ!」と明言しています。

スクイーズとエクスパンション

バンドが縮小する現象を「スクイーズ」、バンドが拡大する現象を「エクスパンション」と呼びます。

ボリンジャーバンド

比較的にバンドの幅が狭くなって、平行に移動しているスクイーズ時はレンジ相場になりやすく逆張り手法が有効ですが、バンドの幅が外に広がって、エクスパンションをしている時は順張りが有効です。

ボリンジャーバンドの順張り手法

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドの逆張り手法

ボリンジャーバンド

異国のBBセット

ボリンジャーバンドをさらに使いやすく見やすく改良し、3つのインジケーターがセットになったお得なインジケーター「異国のBBセット」が販売中ですので、ボリジャーバンドをお使いのトレーダーにおすすめしたいインジケーターになります。

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