通貨ペア FXのpips(ピップス)とは × ロット数 = 得ることができる金額
通貨ペアの読み方:FXのクォートをわかりやすく解説!
FXのクォートは、ある通貨の価格を他の通貨に置き換えたものです。これらのクォートには必ず通貨ペアが関係しています。FXでは、ある通貨を買って別の通貨を売ることになるからです。例えば、EUR/USDの通貨ペア をみると、1 ユーロ FXのpips(ピップス)とは のレートは、1.1404ドルと表示されることがあります。ブローカーは通貨ペアに対して2つのレートを提示し、通常の市場環境において、2つのレートの差額 (スプレッド)を受け取ります。
Example of EUR/USD forex quote
FXのクォートの基礎を理解する
ISOコード: 国際標準化機構(ISO)は、国際的な規格標準を制定して発行しており、これを世界の通貨に適用しています。つまり、各国の通貨は3文字に略されているのです。例えば、 ユーロはEUR、米ドル は USDとなります。
基準通貨と変動通貨: FXのクォートは2つの通貨が表示され、左側に表示されるのが基準通貨で、右側に表示されるのが変動通貨です。基準通貨のレートは、常に変動通貨の通貨単位で反映されます。先ほどのEUR/USDの例で言えば、1ユーロが1ドル14セントと04 pipsということになります。1セントの端数を物理的に持つことはできませんが、これは外国為替市場における共通の特徴と言えるでしょう(珍しいことではありますが)。
売値と買値
売値(売り) のレートはトレーダーが通貨を売ることができる価格で、 買値(買い) のレートはトレーダーが通貨を買うことができるレートです。英語では、「ビッド(売値)」を「買い」の意味で考えるのが自然であるため、混乱するかもしれません。売値/買値の言葉は、ブローカー側の視点ということを覚えておいてください。
【FX】pipsの計算、わかりやすく解説するよ!小学生でも理解できるよ!
第 2 位
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関連記事|pips(ピップス)
1pipsはいくらか?
日本円が絡む通貨ペアにおける1pipsの値幅
- USD/JPY(米ドル円)…1pips=0.01円(1銭)
- EUR/JPY(ユーロ円)…1pips=0.01円(1銭)
- GBP/JPY(英ポンド円)…1pips=0.01円(1銭)
- CHF/JPY(スイスフラン円)…1pips=0.01円(1銭)
例えばUSD/JPY(米ドル円)が113.1 2 3円から、113.1 7 3円に変化すれば、5pips(0.05円)上昇したと読み取ります。
113.1 2 3円 ➔ 113.1 7 3円 ならば…
5pips(0.05円)上昇したと読み取る
日本円が絡まない通貨ペアにおける1pipsの値幅
- EUR/USD(ユーロ米ドル)…1pips=0.0001ドル
- GBP/USD(英ポンド米ドル)…1pips=0.0001ドル
- EUR/GBP(ユーロ英ポンド)…1pips=0.0001ポンド
- EUR/CHF(ユーロフラン)…1pips=0.0001フラン
1.132 FXのpips(ピップス)とは 5 7ドル ➔ 1.132 2 7ドル ならば…
3pips(0.0003ドル)下落したと読み取る
1pipsあたりの損益金額を計算してみよう!
1pipsの損益額計算式
日本円(JPY)が絡む通貨ペアの場合
損益 = 0.01円 ✕ 10,000通貨(1ロット)
損益 = 100円
つまりUSD/JPY(ドル円)における1pipsあたりの損益額は、10,000通貨(1ロット)の場合では100円ということです。
ロットの単位(定義)はFX会社によって異なるから、ここでは10,000通貨=1ロットで解説しているぞ。
損益 = 0.01円 ✕ 100,000通貨(10ロット)
損益 = 1,000円
日本円(JPY)が絡まない通貨ペアの場合
1pipsの損益額計算式
損益 = 0.0001ドル ✕ 10,000通貨(1ロット)
損益 FXのpips(ピップス)とは = 1ドル(≒113円)
GBP/USD(英ポンド米ドル)における1pipsあたりの損益額は、10,000通貨(1ロット)の場合では1ドル(≒113円)となります(※2022年1月24日現在での為替レート)。
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【注意】pips計算を丸暗記するまえに必ずFX会社の定義を確認すること
1pipsの定義
- 円絡み通貨ペアは小数点第 2 位を1pipsとする
- 円が絡まない通貨ペアは小数点第 4 位を1pipsとする
1pipsの定義(別のFX会社)
- 円絡み通貨ペアは小数点第 3 位を1pipsとする
- 円が絡まない通貨ペアは小数点第 5 位を1pipsとする
「円絡みは、1ロット=1万通貨で1pips=100円!」と盲目的に暗記する前に、必ず使用しているFX会社の定義を確認してください。
上の2つの定義を採用しているFX会社ならば、「円絡みは、1ロット=1万通貨、1pips=100円!」と暗記してしまっても大丈夫です。そうすればあとは単純な掛け算です。
【2021年11月更新】FXでよく見る「pips(ピプス)」とは?100pips取るといくらの利益?<Pipsの計算方法>
図解にすると以下のような感じになります。
この図では、110.00円で買いエントリーを入れて110.20円で決済をしています。
買いということは、価格が上がれば上がるほど利益が出ることになり、この図では 20pips FXのpips(ピップス)とは を取れたことになります。
一方、110.15円で売りエントリーを入れて109.95円で決済もしています。
売りということは、価格が下がれば下がるほど利益が出ることになり、この図では 20pips を取れたことになります。
その他の通貨のPipsは少数第4位で!
私も最初は全く慣れませんでしたが、 その他の通貨は小数第4位で 覚えていただければ問題ありません。
例えば、あなたがユーロドル(EURUSD)を約1.170 0 ドルで買い注文を入れたとします。
少し価格が上がり1.170 9 ドルで決済したとしたら、あなたはそのトレードで 9 pips取れたということになります。
その他の通貨は少数第4位で覚えれば良いですね!
その他通貨のイメージ(少数第4位)
図解にするとこんな感じになります。
1.1500ドルで買いエントリーを入れて1.1520ドルで決済をしています。
買いということは、価格が上がれば上がるほど利益が出ることになり、この図では 20pips を取れたことになります。
一方、1.1515ドルで売りエントリーを入れて1.1495ドルで決済もしています。
売りということは、価格が下がれば下がるほど利益が出ることになり、この図では 20pips を取れたことになります。
追記①:GOLDなどのCFDはどうpipsを計算するの?
GOLD(ゴールド)などのCFDはそれぞれpipsの見方が違うので注意が必要です。
各CFDの特徴を押さえておかないと頭が混乱しがちなので、CFDを取引する場合は特徴をしっかり念頭に置いておきましょう。
CFDとは、「差金決済取引」のことで、株や債券などの現物取引をせずに、「差益のみを決済」する方法です。株式や株価指数、ETF、先物などから選択してトレードすることが可能で、日経225やNYダウなどが特に主流で最近人気が出てきています。
GOLDの場合、基軸通貨がUSD(アメリカドル)に固定されています。GOLDは小数点ではなく、下1桁の数字が1pipsになります。
売りポジション
1551.39-1549.79=1.6 → 16pips の利益
これが買いポジションで同じ条件でエントリーと決済した場合は16pipsの損失となります。CFDは少しやっかいですが、何回か見ていくと少しずつ理解が深まるので、徐々に慣れていくことをおすすめします。
追記②:原油はどうなの?
つい先日、原油が史上初のマイナス価格になり界隈が騒然となりました。
原油のpipsの計算については、以下にように覚えておけば間違いありません。
原油は1ドル=100pips で見ます。
- 1ドル動くと100pips
- つまり、0.01ドルで1pips
100pipsとればどのくらい儲かるの?
通貨ペア × ロット数 = 得ることができる金額
例えばわかりやすくドル円(USDJPY)を110.00円で買い注文を入れて111.00円で決済した場合、 100pips をそのトレードで取ったことになります。
次にロット数ですが、国内FXだと1ロット=1万通貨、海外FXだと1ロット=10万通貨で計算します。
1万通貨の場合は1pip動くと100円となり、100pips動くと10,000円になります。
10万通貨の場合は1pip動くと1000円となり、100pips動くと100,000円になります。
100pips × 1000円 = 100,000円
そのため、プロトレーダー間の会話では◯◯万円を取るというよりも「◯◯さんは何pips取れたの?」というような会話になるわけです。
大きなロット数で注文すればその分得ることができる金額が大きくなるのは明白なため、pipsで表した方が比較化することが容易なためです。
中には、10万通貨で100ロットの注文をかけるトレーダーもいます。
そのトレーダーがもし100pipsを取ることができたら1000万円を得ることができるということになります。
そのため、pipsを大きく取れるトレーダーがプロと呼ばれるのです。
FXのスプレッドとは?各社比較と計算方法を徹底解説!
本記事でスプレッドが狭いFX口座として紹介しているのは、SBI FXトレード、外為どっとコム、GMOクリック証券の3つです。それぞれの特徴を簡単に以下にまとめました。
SBI FXトレード:業界最狭水準のスプレッドの狭さ。少額投資に向いている。
外為どっとコム:スプレッド縮小キャンペーンが豊富。たくさん取引したい方向き。
GMOクリック証券:FX取引高が世界1位 ※ 。さまざまな投資スタイルに柔軟に対応できる。
通貨ペア数など詳細を知りたい方は、ぜひ記事内をチェックしてみてください。
※ファイナンス・マグネイト社調べ2020年1月~2021年12月
- 銭を円換算する。
1銭=0.01円なので、「0.2銭=0.002円」 - 1万通貨×0.002円=20円
FXのスプレッドは、 通貨間で生じる交換レートの差 によって生じます。通貨交換をイメージすると分かりやすいかもしれません。
・日本円→ドル:1ドル120円41銭
・ドル→日本円:1ドル110円41銭
のとき、日本円でドルに交換して、すぐにドルで日本円を戻すと10円の損失となります。この10円という差額がスプレッドと呼ばれるものです。
- スプレッド=Bid(売値)とAsk(買値)の差=取引に生じる「コスト」
- スプレッドが狭い=手数料が安い・スプレッドが広い=手数料が高い
- 手数料の計算は「通貨取引量×スプレッド」
- 通貨取引が多ければ多いほど コストが増大 する
- 「銭(せん)」は日本円と外貨の組み合わせで使用するスプレッド単位(1銭=0.01円)
- 「pips(ピップス)」は日本円以外の外貨の組み合わせで使用するスプレッド単位(1pip=1銭)
- スプレッドは為替市場の相場に影響されて常に変動している
- 多くの証券会社では投資がしやすいように一定期間スプレッドを原則として固定している
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FXのpips(ピップス)とは?1pipsがいくらか簡単に計算するには?
FX
FXのpips(ピップス)とは?
FXのpipsは、ピップスとかピプスと呼ばれているFX取引において使用される単位のことで、「Percentage in point」もしくは「price interest point」(pip)の複数形のことです。
日本円を除く主要通貨ペアでは 1pipsは小数点第4位 のことを表し、 日本円に関しては小数点第2位 のことを表します。
【米ドル円の場合】
【ユーロドルの場合】
上記の場合、米ドル円の売りは「110.38」で買いは「110.39」となりその差である 「0.01」が1pips となり、買いと売りの差はFXではスプレッドと呼ばれ実質的な取引コストとなります。
ユーロドルは、売りは「1.1413」で買いは「1.1414」となりその差である 「0.0001」が1pips となります。
【米ドル円の場合】
【ユーロドルの場合】
- 円が絡む通貨ペア(米ドル円や豪ドル円など):小数点第2位が1pips
- 米ドルなどが絡む通貨ペア(ユーロドルや豪ドル米ドルなど):小数点第4位が1pips
1pipsは結局いくらなの?
円が絡む通貨ペア(米ドル円など)の場合
【1通貨のトレードの場合】
【1,000通貨のトレードの場合】
【10,000通貨のトレードの場合】
「取引数量 × 0.01円」
米ドルが絡む通貨ペア(ユーロドルなど)の場合
例えばユーロドルをトレードして1pipsの利益が出た場合は、 取引数量だけでなく米ドル円の為替レートによっていくらになるかが異なり 、1米ドルが110円とした場合は下記のようになります。
【1通貨のトレードの場合】
【1,000通貨のトレードの場合】
【10,000通貨のトレードの場合】
1pipsがわかれば利益や損失は簡単に算出可能
取引数量 | 利益 | |||
1pips | 10pips | 50pips | 100pips | |
10万通貨 | 1,000円 | 10,000円 | 50,000円 | 100,000円 |
1万通貨 | 100円 | 1,000円 | 5,000円 | 10,000円 |
1,000通貨 | 10円 | 100円 | 500円 | 1,000円 |
1通貨 | 0.01円 | 0.1円 | 0.5円 | 1円 |
なぜpipsという単位を使うのか?
異なる通貨ペアでも比較がしやすくなる
例えば、米ドル円が100円から100.5円に値が動けば、差額は0.5円=50銭ですが、ユーロドルだと、1.1400から1.1450に値が動けば、差額は0.005ドル=0.5セントとなるのですが、 どちらも50pips値が動いたと表現することができます 。
トレードの分析がしやすくなる
また、日本円が絡む通貨ペア以外に複数の通貨ペアをトレードした結果を獲得pipsで分析することによって、 自分の得意な通貨ペアや不得意な通貨ペアなどが浮き彫りになる こともあるので、、共通の単位であるpipsで比較分析することは意味があります。
- 円が絡む通貨ペア(米ドル円や豪ドル円など): 小数点第2位が1pips
- 米ドルなどが絡む通貨ペア(ユーロドルや豪ドル米ドルなど): 小数点第4位が1pips
- 円が絡む通貨ペア(米ドル円や豪ドル円など):100円
- 米ドルなどが絡む通貨ペア(ユーロドルや豪ドル米ドルなど):110円
※1米ドル=110円とした場合
1通貨からと超低額から取引できるSBIFXトレード
1通貨から取引ができるのでFXをお試しでトレードすることも可能です。しかも、 FXのメリットを享受しながら外貨を積立てることができる「積立FX」 というサービスもあります。
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